大会長挨拶

日本総合健診医学会第47回大会
大会長:
林 務
(独立行政法人労働者健康安全機構関東労災病院 臨床検査科・輸血部部長)
大会長:林 務

 日本総合健診医学会第47回学術大会を来たる2019年(平成31年)2月1日と2日の二日にわたり新横浜プリンスホテルで開催いたします。

 健康診断は、疾患発生の予防や早期発見等を目的とするものであり、予防医学に含まれるものです。その中で総合健診は、法定健康診断などの通常行われる健康診断に様々な検査を追加することで個人の身体状況をより正確、かつ詳細に把握し、必要な方策を見出して予防に繋げていくことを目的として行われます。

 臨床医学で行われる検査や治療は、医療者と患者が協力して進める必要があります。予防医学も同様であり、医療者が疾患予防に繋がる方策を見出しても、受診者の協力が得られないと有効なものとはなりません。その受診者の協力を得るために、まず、医療者の得た情報を正しく理解してもらう必要があります。ときには受診者が見たくないものも見せなければいけません。しかし、それらが不十分なまま総合健診が行われているのが実情ではないでしょうか。

 日本総合健診医学会は、これまでに精度管理調査や優良総合健診施設認定など、総合健診の品質を高めるよう努力するとともに、その成果の披露の場としての学術大会を開催してまいりました。その学術大会もまもなく50回の節目を迎えます。予防医療を推進していくことは本学会の責務でありますが、節目の前に一旦振り返って受診者との共通の理解の上で総合健診を実施しているのかを確認し、改めて予防医療を推進してゆくことが重要と考えます。そこで今回のテーマを「受診者への還元」とし、サブテーマとして「正しい理解を求めて」といたしました。

 本大会は、皆様の参加への利便性を考え新横浜で開催することにいたしました。多くの皆様と新横浜でお会いできることを楽しみにしております。